男の子はどこにいる

いや、オトコの娘ではなくて(笑)。
フツーの男子のことです。


きのう、王さまのブランチかなんか、妹と母と見ていて、母が突然

「最近、女子旅とか女子会とかいって、若い子のあいだじゃ、女の子どうしで遊ぶのはやってるんでしょ」

というのであった。
私がテキトーに「なんかそうなってるみたいねえー」と答えると(だいたい私ももはや若い子の範疇じゃないから若い子のトレンドなんてわかりません)、母はさらに「歴女とかいって、戦国武将が好きで、あっちこっち観光しにいく人たちもいるみたいだし」「うん」「パワースポットめぐりとかいって、お寺とか神社とか行く子たちもいるっていうし」「うん」「男の子はどこにいるの」「はっ!?」」「だから、女の子はあっちこっちにいるみたいだけど、男の子はどこにいんのよ」。
母は若干、キレぎみであった。


えーと、なぜ男の子の所在を私に聞くのでしょうか。しかもキレながら。
不肖ワタクシ、女の子であった過去はあれども、男の子だったことはございません…。
「知らないよ。アウトドアでも行ってんじゃない。釣りとか」
「最近は若者の海離れが進んでるって新聞に書いてあったもん」
「じゃあ飲んでんじゃない」
「居酒屋は、若い男の子のお客は減ってるってテレビでやってたもん」
「じゃあえーと、合コンとか」
「草食系男子ってのが増えてるんでしょ。合コンなんか行かないんでしょ」
「じゃあ鉄道でも見てんじゃないの」

もはや投げやりに私は答えた。

「…鉄道か」

母は納得したようでした。(えええええー!)



いやさー、そももそ女子としても私はまともじゃないわけよ。オタクですから、オタク。オタク的に「男の子はどこにいるの」と問うならば(問うならば!)、「東方じゃないですかねえ〜!」と答えるのが「なう」であるが、母の知りたいところはそこではなさそうである。


「私たちの若いころは」
「うん」
「男の子は山に登ってたりとか」
「うん」
「海で泳いでたりとか」
「うん」
「公民館とかで、自分たちでパーティとか企画して、女の子を呼んだりとか」
「うん」
「あと仕事したりとか」
「いや、仕事はいまもしとるだろう」
「週休二日じゃないし」
「まあねえ」
「山登ったりとか」
「また山か!」
「みんな山に登ってた。むかしは」
どうもそうらしいとうわさには聞いてるよ。
「居酒屋で飲んだりとか。男の子は楽しいこといっぱいあっていいわねーと思っていたけど、いまは女の子のほうが楽しいこといっぱいありそうだ」
そうなんですかねー…。
なんども言うが、私にはわかんないよー!



どなたか知ってますか。
男の子はどこにいるのよ(困)。
いまは女性向けのエンターテイメントのほうが、お金になるのだろうね。だからテレビとかにも取り上げられやすいのだろうが、だからって、男の子が、鉄道しか見てないということはないだろう。
たぶん…。