依然として

依然として風邪が治りません。
運動できないのに食ってしまっていかがなものかという。
ダイエットが滞る…。
がんばります。


ついに東京都のナントカ条例が通ってしまいましたねー。
私は、売り場のゾーニングには賛成ではあるんです。つーかガキはエロマンガなんか見なくてよろしい。見ないほうが無駄に夢が膨らむじゃん。
ただ、言論メディアに向けて恣意的に運用可能なあいまい条例が成立するのは望ましくないなと思います。
とある作家さんが書いてらっしゃいましたが、商業メディアに完全な言論の自由はないと。商業媒体に載る段階で、出版社のバイアスが入るから、とゆうんですね。その意見はいままでは正しかったと思うんですけど、ちょっと昨日の意見というか、明日の意見じゃないなと思いました。
インターネットや電子書籍の猛追で既存の出版とかゆう枠組みが崩壊寸前なのに、既存メディアの枠内での不自由性と、法令による規制を同列に並べられましてもー。法令は明日もありますけど出版社はないかもしれないし。
しかしまあ、電子出版を敵視してバタバタするより、条例を敵視して戦うほうが、出版社的には有益、かつ社会の賛同を受けやすい動きのようにも思います。崩壊寸前の業態に、あらたなレーゾンデートルができて、この戦いのおかげで彼らは生き残るかもしれません。
ものごとにはいでも複数の局面があり、ひとつの局面だけを見て語ることはできないし、複数の局面を見ることもまた、難しいですねー。


つか、真剣に人間心理に犯罪を植えつけて危険、というのであれば、ロリエロより●イオハザードとかのほうが、ふつうに危険だと思いますけど…。
第二次大戦のころ、兵士は、生身の人間をなかなか狙撃できなかったそうです。本能的に、同類の肉体を破壊するのを避ける心理が働いてしまうから。
そこでアメリカ軍では、射撃訓練のときに、それまで四角い板みたいなのに書いた的を使って練習させていたのを、人間の形をした的に変更したそうです。人型的で射撃訓練させると、兵士たちの対人狙撃成功率は、飛躍的に上がったそうです。
もちろん、バーチャルな狙撃と実弾訓練ではわけが違いますから、アクションゲームが人体破壊禁忌を薄れさせる効能は、それほどでもないでしょうが。
恋愛や性衝動について言うと、脳の研究で、バーチャルな刺激、たとえば恋愛小説や恋愛映画を見て満足した人は、生身の恋愛にたいする衝動が薄れる、という研究結果が出ている、と、どっかで読んだ記憶があります。バーチャルで満足しやすいジャンルなんですね。
なのでエロ規制に果たして意味があるのか、というのは疑問です。


とにかく、条例は通ってしまったわけですから、文句だけ言っててもはじまりませんし。
ようすを見つつ、自分にとって望ましい方向で、できることをやってくしかないんですよね。