だらだら日

美容院に行こうか迷ったけどやめて、今日はだらだら日にすることにしました。とはいえ犬を獣医につれていかなければいけないんですけど…。
てきとうに掃除しててきとうに長風呂して、犬の爪を切ったりして過ごします。


先週、お友だちたちと豪雨のなか、鎌倉にお花見にいってきました(笑)。
まだ桜は咲いていましたが雨も降っていました。降りが強かったので江ノ電方面はスルーで、小町通りなどうろうろしました。
八幡宮の舞殿で結婚式をされている方々がいて、御神楽がなんか生演奏っぽいなと思ってうろちょろしたら、ちゃんと烏帽子と装束つけた奏者の方々が、雨の降りこむ軒下で笙とか竜笛とか演奏しててびっくりしました。巫女さんもかわいかったし、ええもん見せてもらった。
ありがとうございます。
鎌倉にいくと、なんかいつもわりと、めずらしいもの、よいもの、すてきなものを見せていただけます。
木霊さまのご加護かな。
折れたところからまた芽吹いたご神木ですが、ずいぶんたくさん若枝が育っていましたよ。
日本茶をポットでサービスしてくれるすてきなカフェでだらっとおしゃべりしたり、楽しかったです。
ご一緒させていただいたみなさま、ありがとうございました。
ところで鎌倉土産なんですけど、腸詰屋さんっていうソーセージの専門店が若宮大路小町通りと西口とにあるんですけど、ここのソーセージ激ウマなんですごいお勧め。ロースハムとかベーコンとか、100g700円弱くらいで、安くはないんですが、お値段以上にウマいです。
パテ類もサラミもスモークレバーもとっても美味しいです。
パプリカのパテ、やっぱり買ってくればよかったー!
また行ったら買ってこよ。どうせまた行くもんね(笑)。



で、べつの日なんですけどやはり先週「銀河英雄伝説 自由惑星同盟編」の舞台を見に行ってきました。
わたくし、銀英はほんとにファンで、若いころイベント主催とかしたこともあるんですよ(笑)。
とくに同盟ファンなんで、これは行かねば…と思ってチケットは取ったんですけど、地雷である確率が低からぬ、と思いまして、ひとりで行ってきました。ミュージカルかと思ったらストレートプレイだったんで、ちょっとびっくりした。
けっこう長い舞台で、2幕あって、幕間ふくめて上演時間が3時間。
以下感想です。


キャストのみなさんは頑張ってらして、予想よりぜんぜん良かったです。失礼ながら、期待値が低かっただけに、喜ばしいかんじでした。
とはいえ、やっぱり舞台じゃ無理なんじゃー、と思った部分もあり。艦隊戦なんかは、かなりうまく処理できてたんですけど、スパルタニアンの空中戦がしんどかったなー。うん。
主演のヤン・ウェンリー役は河村隆一さんだったのですが、アニメ版もご覧になってたとかで、せりふ回しがものすごく富山敬さんに似ていてびっくりしました。ミュージカルに最近進出されてるみたいで、発声がちゃんと舞台演技用の発声になってて、カツゼツもクリアで聞きとりやすかったし、変人の雰囲気もよく出ていて、とてもよいヤンでした。
ただ、最後、みんなでテーマソングを歌うところは、なつかしのルナシー歌唱でして、ファンの人もたくさん来ているわけだからサービスとしてわかるんですけど、違和感は禁じえませんでした(笑)。
あと、脚本と演出については、正直あれっと思ったところはけっこうありました。役者さんが好演だっただけに、もうちょっと脚本と演出が練られていれば、もっとよい舞台になったろうし、原作ファンやキャストのファンが対象の舞台、ミュージカル、といった狭いものより一段上がれた気がして、もったいないと思いました。
演出で、かっこいいな、と思ったのは、イゼルローン駐留艦隊司令のゼークト提督が戦死するところです。
舞台は二階建て構造になってまして、2階の奥にスクリーンがあって、あと、舞台の手前側にもスクリーンがあって、そこに紗のスクリーンを降ろして画像投影することでSF表現を可能にしています。
イゼルローン攻防戦の序盤、ヤンと幕僚たちは2階、帝国軍のイゼルローン守備隊がわは1階にいます。戦闘シーンは両陣営が板つきで、物語の視点の切り替えと同時に照明を切り替えるわけね。
で、ヤンの機略があたって、イゼルローンにヤンたちが入場すると、2階と1階が入れ替わります。2階に帝国軍、1階に同盟軍、になるわけです。
イゼルローン駐留軍を、ヤンは、トゥールハンマーを撃って撃退するんですが、最初の砲撃のときは、帝国軍キャストは2階に展開してなくて、誰もいない2階にばかでかいライトが置いてあって、べかーっと光るんですね。このライト演出は正直相当ダサいので変えたほうがいいと思いますが…まあそのあと、同盟軍キャストの台詞とスクリーン投影で、トゥールハンマーはすごい武器なんだよ、と説明するわけです。
説明しているあいだに、ゼークト提督ら帝国軍が2階に板つきになっています。2発目を打つまえに退散しろ、とヤンは呼びかけるのですが、帝国軍は聞き入れずイゼルローンに特攻をかけてきます。ヤンはゼークト提督の旗艦を狙ってトゥールハンマーをもういちど発射します。
トゥールハンマーが発射されるや1階のヤンたちは照明から外れます。2階はグリーンがかった照明のみ。ゼークトさんの衣装は、なんか蛍光素材が塗ってあったのかな、そんな中でも少し光ってるんですね。で、ハンマーで撃墜される瞬間、強いライトが四方八方から提督にあたって、爆破SEが入り、「皇帝陛下、ばんざーいっ」と叫んだところで舞台手前の紗の幕に爆発エフェクトが入って暗転。
やればできるじゃん。
かっこいい。
やればできるのに、なんでスパルタニアンはあの体たらくなんですかってことだよなー。
つぎの舞台は撃墜王編だそうなのですが、スパルタニアンの演出がアレだっただけに、今回以上に心配です。ポプラン役の方もコーネフ役の方も、わりとはまっていたのですが、役作りだけで乗り越えられる演出じゃなかったっつーかー。
もうちょっと演出プランを練って欲しいなと。おそらく今回よりお客さまが入りますから。キャストにジャニーズタレントさんが2人参加されるんですよね。入りの心配はないわけですから、そのぶん、どどんと舞台を練るほうに尽力していただきたいなと。
思った次第です。
素人がえらそーにすみません。
河村さんのヤンは良かったですよ。あと、天宮良さんのキャゼルヌ先輩も、アニメから抜け出たかのような演技でほんとに良かったし、西岡徳馬さんのシトレ元帥はすばらしい重厚さでした。
役者は良かった(だいたい)。
未熟なキャストさんもいなくはなかったんですが、キャストが未熟だから悪いというより、その人を採用するなら脚本と演出でサポートしなよ、と、私は思いました。はい。